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同時にいろんなことができない

内向型は同時にいろいろなことをするのが苦手と言われているそうです。

実感として、いくつかのことを同時進行することは出来るので、そんなことはないだろうと思ったのですが、言い方を変えると確かに認めざるを得ない気もしてきました。

それは、”ひとつのことや自分がいま取り組んでいることで頭がいっぱいになってしまうと切り替えがなかなかできず、ほかのことを同時にすることがむずかしくなる”ということです。

確かに、そういう言い方をされると、「同時にいろいろなことをするのが苦手」となってしまうのかも。

内向型におすすめの自己PR

かなしいお話ですが、内向型をポジティブにとらえるものの考え方はいまだメジャーではないので、面接などにおいて”わたしは内向型です。ゆえに仕事にも真面目に誠実に取り組めます”というアピールはおすすめできません。

その代わりに、自分がいつも何について考えているかをヒントにいかにご自身が思慮深いかについてアピールすることをおすすめします。

例えば、自分の性格や行動についてもよく考えるならば、

「私は内省的であることを心がけ、失敗から学ぶことをポリシーとしております」

例えば、グループの中でどうすれば居心地がいいかをよく考えているならば、

「私はいつも自分の役割について考え、自分の能力を発揮してどう目標に寄与するかを考えながら行動します」

など。

もちろん、それを面接官に説得力をもって説明するために、かならず具体的な例を提示することが必要です。

面接官に伝えることは常に同じ。それは、

「わたしを信じてください。信じて採用してください」

何を信じてもらうか、「みなさんのお役に立ちます」「会社に貢献します」

入社後のことも考えて、嘘いつわりのないように・・・。

ぴったりの職場?

内面により強い関心を持つ内向的なひとにとって、いまの職場が自分に合っているかどうか考えずにはおられないということがあると思います。

では、内向型にぴったりの職場なんてあるのでしょうか?

外からの刺激に影響を受けやすいので、ひとりの空間が保てたほうが内向型向きかも知れません。
あと静かなほうがよいなど。

しかしながら、仕事や職場はいろいろな条件が重なってくるもので、完璧なものというのはありません。結局はそういう”内向型に合うかどうか”というのは参考程度の条件にしかなりえません。

内向型に合う職場を探すよりも、とりあえず採用してくれたそこで頑張ってみるほうが大切のような気はします。

お休みの日に遠足

日本では、せっかくの休日なのに会社のひとと遠出や旅行に出かけねばならないということがあります。

そういった遠出や旅行にはおおまかに分けて2種類あると考えられます。

①経営・管理者がその遠出や旅行に意味をもたせているもの
②イベントの好きな社員の方が主に好意でもって企画しているもの

①であれば経営・管理方針にもとづくものですから、”行かない”という結論を出すのは簡単ではなく、よく考える必要があります。
②ならば企画者は好意で誘ってくださっているので、無理に行く必要はありません。断る際には十分な理由を提示して企画者に対する好意を見せてください。
”あんな企画は迷惑だ”などと、少なくとも社内では言うべきではありません。

もし行かねばなるまいとなったら、日々の大半を過ごす職場に関わることなので、ここ一番の高い山を登って帰ってくるつもりで頑張るほかありません。
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とりあえず笑って!

表情筋は脳に影響を及ぼしているそうです。
表情筋を動かすと脳が活性化すると言われているらしく、そういうこともあってか落ち込んだ時に無理しても笑顔をつくろうなどというアドバイスが生まれているようです。

ですが、落ち込んでしまって泣いても笑っても気分が晴れない時はあります。

内向型は問題を内在化したがる気質と言われています。
落ち込んだりすると、問題は自分の中にあるとみなしたり、原因を内面に探ったりする傾向にあるようです。

落ち込んでいろいろと考えてしまうのは仕方がありません。
でもそこから這い上がる努力も必要です。
その努力とは表情筋を動かして脳を活性化させることなんだと、まず笑ってみるというのはどうでしょうか。

ただ笑うもよし、コメディーを見るもよし、漫画でも映画でも構いません。
とりあえず笑ってみれば見えてくるものがあるかも。

自己アピールなんて

これは仮説ですが、内向型は自己アピールが苦手ではないかという気がします。

極端な言い方をすると内向型にとって事実や真実は自分の内面世界にあり、外の世界にはありません。

そうなると自分が優秀だとか誠実だとかは自分の内面においてはゆるぎない真実であり、火を見るより明らかな事実なので、それをわざわざ言葉にして説明するなんていうことに重要な意味を見出せないのです。

ですが就職やあらゆる面接においては、初対面である相手を説得し納得してもらわなければなりません。
そのために、自己アピールなんてやってられないと思いつつもやるしかないのです。

就職活動のときには自己アピールなんて・・・と思っていましたが、面接官を説得すると思えばできたかもしれない、などと今は考えてしまいます。

内向するかっこうのネタ「失敗」

内向型が平穏無事に毎日を送るのならば、おとなしくしているのが一番です。
でも、実際にはひとと交流することは避けられないものですし、そうすると消耗してすぐに疲れてしまいます。

疲れているのにひとと交流し続けると、余計なことを話してしまったり、失言したり、失敗の元になります。

だけど失敗にもメリットがあります。
内向するかっこうのネタが手に入るからです。

失敗すると、原因を考えたくなります。
原因がわかったら改善したくなります。
改善策を実行するにはどうすれば良いのかまた考えます。

内向することでエネルギーを得やすい内向型には見方によれば失敗もエネルギーのもとなのです。

取り返しのつかない失敗もこの世にはありますが、取り返しがつかない大きな失敗を避けるために小さな失敗をこつこつ積み重ねることも大事ではないでしょうか。

とは言え失敗しっぱなしだと信用を失うので、そこは要注意です。

他人の反応に敏感になろう

内向型はつい自分で考えたことのみを真実としてしまう傾向があると思います。
その結果、客観的視点がすっぽり抜け落ちてしまうことがあります。

それに対して誰も指摘してくれなかったり相手のけげんそうな表情に気がつかなかったら、永遠に客観的視点を落としたままになってしまいます。

そういうことは出来るだけ避けたいという場合は、指摘してもらえるように普段から気をつけて、相手の表情に敏感になるほかありません。

指摘してもらえるようになるのは、かなりハードルが高いです。まず指摘はしてもらえない、指摘してもらったらラッキーくらいに思ってください。

となればキーポイントは相手の表情、そのほか素直な反応です。
うなられる、眉をひそめられる、目をそらされる、最悪の場合は無視、など。

観察眼をやしなうつもりでよく見て、なぜそんな反応なのかをよく考えてみましょう。

外から情報を得るのが下手

内向型は外からの刺激の影響を受けやすく疲労を感じやすい気質です。

疲労を感じるくらいですからちょっとした刺激も大きいものと感じてしまいます。外からの情報をすべてまともに受けることはむずかしいので取捨選択が必要です。

それが得意な方も中にはいるかとは思いますが、そうでないひともいる。

自分に関心のあることや、あらかじめ自分の考えをまとめたりする猶予があれば与えられた情報をうまくとりいれることも可能でしょう。でも前触れもなく与えられた未知の情報にはとまどうし、刺激が強すぎてまともに取得できなかったりもします。

また、おそらくこれはひとの話を聞くのが苦手という問題ともつながっていると思われます。

ちなみに、外向型は外からの情報をたくさん得ることが得意だということです。もしかしたら外向型の力を借りると、うまく情報を入手できるのかもしれません。

”考えないと発言できない”対策

思い浮かんだことばを並べてその場をしのぎ、あとでいろいろ考えて自分の発言に不足があったのではと悩んだり悔んだりする。
そんな経験はありませんでしょうか。

参考書籍によると、内向型はまず考えないと行動できなかったり発言できなかったりする気質だそうです。逆に言うと何かひとに伝えたいことがあるなら前もって考えておく必要があるということでしょう。

だけど自分の考えって、ひとりで考えていた時はすごく重大だったり核心をついた事のように思えても、口にしてみると”そうでもないな”と感じたりするもの。

もしそういうことにためらいを感じて発言しづらいなら、考えたことをまず書いてみてください。いきなりひとに対して発言するよりも断然気軽だし、前述の”そうでもない”かもしれないことを事前に検討できます。

毎日書く必要はなく、つまらないと思えることから難しいことまで、なんでもいいから書いてみる。ひとに読んでもらうこともないから、とにかく気ままな文体で書いてみる。習慣化させればさらに気楽になる。

そうやって書きながら考えたことを口にすると、ひとの反応もより冷静に見られると思います。