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誰とでもうまくやらなくていい!

内向的だと、初対面の人とうまくコミュニケーションが取れない、なんてことも多いかもわかりません。でも、すべての人と初対面からうまくいかないわけではないとも思うのです。

年上の異性なら、うまくいく。同年代の同性となら、うまくいく。趣味が合えば、既婚者なら、働いている社会人となら・・・。

だからうまくいかない経験がもしあっても、”私は社交的じゃないから・・・”
といった結論を出さなくていいと思います。

すべての人とうまくいこうとすれば、それはそれは大変なことです。しかし考えてみれば、あなたにも苦手なタイプの人はいるはず。その人はあなたとコミュニケーションをとった後、”私っておしゃべりが下手だから・・・”とか思っているかも知れません。要は、うまくいく、いかないはお互い様なのです。

無理に社交的になる必要はないけれど、すべての人とうまくいかないからと”人見知りだから”とか”社交は苦手”と思わずにいた方が、気の合う相手を見つけやすい、と私は思います。

訓練は意味がある

「才能」という言葉にはインパクトがあり、その言葉を前にやる気を失くすというのは、あることだと思います。どんなに努力しても「才能」のある人にはかなわないし、追いつけない。

ですが「訓練」というのもどうやら意味があるらしい。練習すると物事はうまくなる。もしかしたら「才能」も「訓練」あってのことかもしれない。

内向型は外からの刺激を大きく受け止めてしまうので、情報収集が下手な傾向にあります。となると社交とか人間関係とか、いろんなサインから状況や人柄を読み取るのも上手じゃなかったりする。

そこで「訓練」が出てくるわけです。

社交術は外向型にはかなわないかも知れない。でも「訓練」を積めば、内向型でも初対面の人と難なく話せるようになるかも。

もし、どうして良いかわからない状況や理解できない人がいたら、少ない情報、
見つけたサインを覚えておいて、家に帰ってからゆっくり考えれば良いのです。
そして想像力を働かせる。

そういう「訓練」の積み重ねで、人付き合いは段々と上手になるものだと思うのです。

ひとの意見を聞くべし

内向型は、外からの情報を取得することが苦手です。

外からの刺激を大きいものと受け止めて疲れてしまうし、細かい情報すらも受け取ってしまうので情報の総量が多すぎて整理しきらないのです。

そうなると情報の蓄積も苦手となるようで、例えば初対面の人がどんな人で、どんな付き合いや話をすればいいかもよくわからなかったりします。

自分を変えることは容易ではありませんから、そこはどうしようもないと諦める他ありません。

しかし、世間にはそういう情報取得が得意なひともいるわけです。そして、そういうひとに私たちは意見を求めることができる。

意見をもらっても、否定するのでは意味がありません。それを素直に受け入れることに慣れることが大事と思われます。つまり、ひとに何かすすめられたりして”それはない”とか”面倒だな”と思っても、とりあえずその通りやってみる。

やってみて得るものがあれば少しづつ慣れていくのではないでしょうか。

友だちって必要なのか?

ひとりが好きだと、友人との付き合いがおっくうになることもあります。
突然のお誘いをどう断ろうか悩んだり、友人の趣味に付き合うのが大変だったり。

でも自分で自分のことをすべてわかっているのではないとしたら、その悩みや大変さは絶対のものではなくなるかも知れません。

心理学には内向型の対として外向型があるという考えがあり、ひとはこの2対の間のどこかに位置すると考えます。まったく外向的なところないひと、まったく内向的なところのないひとはいないと言えます。

となると、内向型だからひきこもる、外向型だから出ずっぱりというのでは本来とは違う偏った性格になってしまうということになります。

自分と違う他人(=友だち)と付き合うことは、そういう自分のいろんな面を育てることにつながります。
必要ない、面倒臭いと思ってもがんばってつきあうことで自分の成長にもつながるのではないでしょうか。

人見知りとは限らない

内向的だとつい、そういうものと思ってしまうひとの性格があると思います。
なかでもよくあるのが、「人見知り」ではないでしょうか。

「人見知り」とは初対面の人などに対し恐怖心や不安感を持ってしまうことです。

よく芸能人が”実はわたし人見知りなんです”と言ったりしますが、それは外からの刺激を大きいものとして受け止める「内向型」なのであって、その恐怖心や不安は「人」に対してだけ持っているわけではないのでは?などと思ってしまいます。

勝手な言い分ですが、芸能人が”人見知りなんです”ではなくて、”内向的なんです”と言ってくださると、内向的という言葉も肯定的なイメージに近づくような気がするのですがいかがでしょうか。

逃げ出したくなる

内向型は外からの刺激を脳にうけやすい気質と言われています。
外から刺激をうけるとより多くの血流が確認できるらしいです。

そのためか、リラックスしづらいような場にいると周りに圧倒されて逃げ出したい気持ちになることがあります。あたらしい出会いのあるような場だとか、久々に会うひとばかりの同窓会やいろいろな懇親会などです。

だけど逃げ出したいと思ったからって、逃げられるわけじゃない。
しかもいつもの自分みたいに話したり振舞ったりできない。

そういう時はむやみに話したりせず社会性を大事にして、例えば食事会ならば大皿の料理を取り分けたり、お皿やコップが皆に行き渡っているかどうか気を配るなどしてその場をしのぎましょう。

そうすれば喋っていなくても不自然ではないし、社会性を発揮することでなんとなく落ち着きを取り戻します。

情報量が多くて疲れるって結局何なのか

内向型は外からの刺激の影響をうけやすい気質です。

ですから受け止める情報量が多いような刺激的な場所だと疲れやすくなります。 たとえば、ひとがたくさん集まる場所やたくさんの新しいもののある場所など。

ですが、内向型だからといっていつも人酔いして出歩くのが苦痛とは限らないし、新しいものでも自分にとって関心のたかいものであれば割と平気だったりします。

では、疲れてしまうような情報量の多さとは一体どういうことなのでしょうか。

それは自分にとってはじめてのこと。はじめて出会う人や、今まで考えたことのないもの。特に関心を持っていなかったもの、あるいは今まで余裕がなくて後まわしにしてきたけれどいよいよ考えなければいけない問題など。そういうものではないでしょうか。

はじめて知るような刺激的な事柄に対しては緊張もするし、くらくらするときすらあります。慣れるとなんでもないことでもはじめはすごく疲れる。

疲れるから嫌だなぁと思っていても、慣れたらなんでもないことなんて意外にたくさんあるのかもしれません。

ひととの距離感

ひととの距離感をつかむことは本当に難しいです。
それは内向型も外向型も同じです。

まずひととの距離感がわからなければ、失礼にあたっていないかどうかから意識して行動してみてください。
自分が相手にとって魅力的にうつるかどうかは後回しです。

ひととの距離を縮めたいと思うなら、それは信頼を得たいということです。信頼を得るために、相手のことを考える必要があります。相手が”これ以上踏み込んでほしくない”と感じている領域をできるだけ敏感に感じ取りその通りにすることが大事です。

相手のことば、表情、行動パターンなどをよく観察して、自分ならどんな時にそうするのかな?と考えて判断しましょう。相手だけでなく周囲の反応もその判断に役立ちます。

内向型は得た情報についてちゃんと考えられる気質です。だから人付き合いが苦手というのはいろんな先入観によるもので、やってみると案外うまくやれるのでは。

身辺整理したほうがいい?

社交的でない、人見知り、口べた。

これらは内向型を説明する際によくみかけることばです。
100%そうとは限らないのですが、内向的であるがゆえの”心当たり”も確かにあります。

内向型は刺激的なことに対する感受性が強く、疲れてしまいやすい気質です。
他人とのふれあいがいかに刺激的であるかを思えば、”そういう面もあるかも”と思わざるをえないというわけです。

では、そんな疲労をまねくお付き合いは最小限にとどめた方がよいのでしょうか。

正直に言うと部屋にこもって一人で好きなことをしている時間は何ものにもかえがたく、それをより重要視するなら交友関係は広くない方がいいかも知れません。でも身辺整理はさすがにちょっと・・・。

もし人付き合いを大変だと思っていても、自分のペースで出来るとしたらずいぶんと気楽になるはずです。たとえば疲れたら黙る、一時的にひとりになる、お誘いの3回に1回はパスする、と言ったルールを設けて工夫してみるなど。

当然のことではありますが、交友関係を意図的にせまくするよりもこういう工夫をするほうが気の合うひとを見つける可能性はぐっと上がります。
外向的に見えて実は内向的なひとも結構多いと思います。
工夫をしてお仲間を見つけてみてください。

内向的であるということ

内気とか人見知りなど内向型っぽい性格をあらわすことばはいくつもあるかと思うのですが、内向型であることをしめす一番簡単な性質は次の通りです。

外からの刺激を受けて、脳内の血流が多くなる。

血流が多くなり、脳が活発にうごくから疲れる。刺激をより大きいものとして受け止める。

その結果、内気とか人見知りみたいな現象が起こると想像されますが、内気だから内向的、人見知りだから内向的とはならないのです。

外からの刺激を受けて疲れやすい、心身に影響を受けやすい、ただそれだけの話なんだと考えてみてください。

いろんな悩みがもしかしたらシンプルなことに思えてくるかも知れません。