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瞳を閉じて

興奮して眠れない時というのがあります。

たとえば長距離移動の間、眠りたいのに眠れないということがよくあります。
電車の中などで、いま眠れたらあとあと楽だろうなぁ、と思ってもそう都合よく眠れはしません。

そういう時、何も考えずに車窓を眺めるのもいいかも知れません。ですが、ついつい何か考え事をしてしまうものです。

なので目をつむって時を過ごすといいでしょう。
外からの刺激をシャットダウンできますし、目を閉じてしばらくすると日頃こころにひっかかっていたけれどなかなか考える暇のなかったようなことが浮かんできます。

新しいことについて何か考えるよりも、そういったすでに頭の中にあることを考える方がよりリラックスできると思われます。

内向型ってどんなんだ

”内向型”というのは心理学用語です。精神分析などで使われるようです。

内向型についてはそういう精神分析で使われる、ひとの気質をどうとらえるか?ということの他に、内向型と外向型では外から刺激を受けた時の脳の反応が違うらしいという話があります。

それは、内向型のほうが外向型よりも刺激に対する脳の反応が大きいというものです。

参考書籍を見ていると誰もが確信を持つような結論に至っているわけではなさそうなのですが、ただ内向的な自分からすれば考えたり出かけるとやたら疲れるという個人的な実感と、そういう脳の刺激に対する反応が大きいということに関連があるならば納得できることも多々ある気がします。

あれこれ考えるのはアレのせい?

みなさんは「脳の報酬系」とか「快感のヒット」ということばをお聞きになられたことはございますでしょうか。

ひとが欲求を満たされて満足感にひたるとき、この”報酬系”が活性化し”快感のヒット”が放たれるらしいのですが、活発に動き回ったり騒いだりすると疲れてしまう内向型には、それないんじゃない?という思いが一瞬よぎります。

内向型だからと言って「脳の報酬系」の動きが鈍いとか、「快感のヒット」が放たれていないということはありません。しかしながら、その快感や満足感は内向型ならではかも知れません。

内向型のなかには、つい色々と考えすぎてしまうことをよくないこととしてお悩みの方もいるでしょう。

だけど、そのあれこれ考えてしまうことこそが内向型の「快感のヒット」を放つものではないかと思うのです。

「脳の報酬系」についてお調べになれば、そこまで単純ではないことがおわかりになるかとは思いますが、いずれにせよあれこれ考えることが内向型にとって満足感や快感につながることは事実だと思います。

喉の渇きをいやすように、空腹を満たすように思考を巡らせるのであれば、もうそれ自体を悩む必要はないのかも知れません。

頭がいっぱいらしくって・・・

むずかしい問題に取り組んでいたりすると、そのことで頭がいっぱいで疲れがとれない。覚醒状態がつづいて気が休まらない。

そういう時はどうやって疲労回復をはかり、休みをとればいいのでしょうか?

管理人の場合、覚醒状態となるまでに自覚が持てず、気が休まらない時にはもはや手遅れということが多いです。

そうなると眠りたくても眠れないので、なんとなく目をつむって横になっている他ありません。

なので、そうならないように情報過多を避けたり、身の丈以上の問題に取り組もうとしないように心がけてはいます。

疲れ切ってしまったらそれに対処するのは大変です。
疲れ切ってしまわないように心がけることも大事なのではないかと思います。

お昼寝のはなし

内向型は刺激や情報が多すぎると疲れてしまいやすい気質です。
もしインターネットやテレビを見ていて”なんか疲れたな”と思ったら、それらを消せば少し楽になるかも知れません。

それと同じ考えでただ目をつむればいい、というのもあります。
ですが究極のシャットダウンは睡眠です。

なかでもお昼寝は旅先や休日を元気よくすごすのに有効だと思います。
しかし長いお昼寝は睡眠サイクルを狂わせてしまうので注意が必要です。

これは多分のはなしなのですが、短い睡眠(15〜30分くらいのお昼寝)は習慣づけることが可能のような気がします。たまにお昼寝すると起きるのが辛くてその結果長く寝てしまうのですが、頻繁にお昼寝しているとすんなり起きるのにも慣れてくる、というようなことです。

旅先や休日になんとなく元気が出にくいような方は試してみてください。

休日をたのしむ

お休みの日に長く予定が入っていないとなんとなく焦ってしまうときがあります。
でも反対に、予定のない休みを楽しみにしていることもあります。

内向型は刺激的な環境だと疲れてしまいやすいので、そういう意味で社交イベントや外出が大の得意ではありません。だから予定のないお休みの日は家でのんびりすることが理想となるのも無理はない気もします。

ですがそういう内向型だから家にいるばかりというのはよくないのだとか。

社交イベントは疲れるけれど意外と社交的に振る舞える自分を発見したり、はしゃいだりするのは苦手だけどテーマパークや複合施設など騒がしい場所も嫌いじゃないなど。

そういう性格の様々な顔が、”ちょっと苦手なんだよな・・・”ということから形成されるようで、その性格の様々な顔は大事にしたほうがいいのだそうです。

家でゆっくりするのもいいけれど、行ったことのないイベントや場所へも行くと案外楽しめるかも。

ピンチのときとは

内向型は、刺激的な場所にいると消耗するということについて繰り返し書いているかと思います。

消耗すると、内向型はどういう状態になるのか?
理解しづらい方がおられるかも知れませんので、具体的に説明してみたいと思います。

たとえば飲み会などの最中。

普段あまりお話しない方とやりとりすると消耗が加速します。そういうシチュエーションになったら要注意です。

思考停止、ひとの話が頭に入ってこない、焦点がさだまらない。

無意識のうちにそういう状態になり、まるで意識不明からよみがえるように
”はっ”と気がつきます。

どのくらい自分がその状態になっていたかわかりませんが、おそらく1秒以内だと信じて何事もなかったように(たとえみんなが何の話しをしているかわからなくても)にこやかに、いかにもリアクションしているふうを装います。

大丈夫です。だれも気がつきません。でも本人としてはできれば避けたいので飲み会は苦手などということになるのです。

エネルギー貯めないと行動できない?

みなさんはエネルギー補給をどうされていますか?
週末に好きなように過ごしてストレス発散する。平日でも夜は好きなことをする。日中でもひそかにこまごまと休憩をとる。

でも常にエネルギーを貯める必要があると感じるなら、そもそも日常に必要なエネルギーが不足あるいは枯渇しているということかも知れません。

何かから抑圧されている状態だと簡単に消耗してしまいます。
逆に、自由で思い通りだとかなり動き回っても大丈夫だったりします。

たとえば自分から選びとったこと(職業や振る舞い方など)でも、実は周りの価値観に合わせていただけという場合に、結果として常に抑圧されたような状態になるということです。

ちょっとむずかしいですが・・・。

もしエネルギー不足をひんぱんに感じるようであれば、そういうことについて考えてみてください。

ひとりでご飯

ひとりで食べるより、みんなで食べるご飯のほうがおいしいらしい。

子供は、食事のマナーだとか食に関する知識なども得られるので誰かと食事するに越したことはないと思います。
もしくは一人暮らしなら、たまに誰かと食事するのは楽しいし気晴らしにもなりえます。

でも内向型にとって他人のいる食事は疲れやすいし、いろいろな刺激が多すぎて楽しいと感じないこともあります。

そもそも誰かと食事して楽しいって奇跡のような出来事である気もします。

気のおけない仲間や友人と他愛ない会話のなかでお互いの不安や心細さを交換しあって少しでも心を軽くする。

そういう楽しい食事の場が得られるように日々頑張りたいものです。

疲れる=内向型?

内向型は外からの刺激をうけて疲労しやすい気質です。

でもとにかく毎日が多忙で疲れていると、そもそも今まさに受けている刺激が多いとか少ない以前に疲労していることもありえます。

いつも忙しくてそれなりに刺激のある毎日を送っていたら、自分が様々な刺激に対してどう反応しどう疲労するか判断するのは難しくなってしまいます。

反対に時間があって自分の好きなことができるなら、情報過多で疲れたとか暇すぎて疲れたとか、自分が内向型なのか外向型なのか判断するバロメーターは得やすいでしょう。

疲れているからって内向型と考えるのは単純すぎるけれど、なんだか疲れやすいなぁと思われるのであれば、そういうバローメーターが得られそうな休息を一度とってみてください。