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疲れる・・・

内向的=疲れやすい

この考えで色んなことを解釈してきましたが、果たしてそんな単純でいいのか?ということを考えてみました。

まず、何をして”疲れ”とするのか。

夜起きていられない。食欲がない。もしくは異常に食欲がある。集中力がない。
身体的疲れ、精神的疲れ、両方の疲れ。

状況により疲れは増しやすく、逆のこともあるでしょう。

原因が2週間前に心当たりのあることだったり、ここ数週間はずっと忙しかったり、不慣れなこと続きだったり、何か自分にとっての事件が発生していたり。

”疲れ”そのものが何かをはっきりさせるのも難しいですが、それの原因を解明するのも難しそうです。

内向的だと、確かに色々なことに圧倒されて疲れやすいかも知れない。だから、疲れやすいから体力がないとしょんぼりするのは気が早いです。でも、内向的だからいつも疲れている、というだけじゃ疲れの理由にはならないのです。

疲れを癒すには素直に休むこと。そして、内向的なら例えば外出してはしゃぐより静かにしていたほうが休めること。

そういう事は意識していたほうが良いけれど、何でも気質のせいにしていては他のことを見落としてしまいそうです。

外出したくない時

家から出たくない時というのは確かにあるものです。

例えば、熱はないんだけど何となくだるい。もしくはちょっと風邪気味。そういう体調のことだけでなく気持ちの面でも良くない時があります。

本当に体調の悪い時は別として、そういうちょっと頑張れば外出できそうな時に思い出していただきたいことがあるのです。

それは、じゃあ家にいれば体調は良くなり、気持ちも上向きになるのか?ということです。

家にいたい!外出したくない!という気持ちに嘘はないのですが、外出したらしたで気分が良くなることもある気がします。

とにかくよく寝る

内向型にとって睡眠が有用と思われる理由は周囲の刺激をシャットダウンできることだと思います。

もちろん体も休まりますが、睡眠でも体力は消耗されているものです。

そうなると長く眠ればそれだけ体力も消耗しますし、睡眠時間の乱れは気持ちにもいい影響を及ぼしません。

それでも長い時間眠って、元気になることはあります。

それは眠っている間、新しい刺激を何も受けないからではないでしょうか。

瞳を閉じて

興奮して眠れない時というのがあります。

たとえば長距離移動の間、眠りたいのに眠れないということがよくあります。
電車の中などで、いま眠れたらあとあと楽だろうなぁ、と思ってもそう都合よく眠れはしません。

そういう時、何も考えずに車窓を眺めるのもいいかも知れません。ですが、ついつい何か考え事をしてしまうものです。

なので目をつむって時を過ごすといいでしょう。
外からの刺激をシャットダウンできますし、目を閉じてしばらくすると日頃こころにひっかかっていたけれどなかなか考える暇のなかったようなことが浮かんできます。

新しいことについて何か考えるよりも、そういったすでに頭の中にあることを考える方がよりリラックスできると思われます。

疲れる=内向型?

内向型は外からの刺激をうけて疲労しやすい気質です。

でもとにかく毎日が多忙で疲れていると、そもそも今まさに受けている刺激が多いとか少ない以前に疲労していることもありえます。

いつも忙しくてそれなりに刺激のある毎日を送っていたら、自分が様々な刺激に対してどう反応しどう疲労するか判断するのは難しくなってしまいます。

反対に時間があって自分の好きなことができるなら、情報過多で疲れたとか暇すぎて疲れたとか、自分が内向型なのか外向型なのか判断するバロメーターは得やすいでしょう。

疲れているからって内向型と考えるのは単純すぎるけれど、なんだか疲れやすいなぁと思われるのであれば、そういうバローメーターが得られそうな休息を一度とってみてください。

疲労回復対策=趣味

内向型は外からの刺激により疲れやすい気質です。
そういうことを疲れやすい体質としてとらえ対策を講じる方も少なくないのでないでしょうか。

脳内におけるより多くの血流が疲労感につながるようなので、刺激をシャットダウンすることで多少は回復すると思われるのですが、この疲れた体をどう回復させるのかについて考えてしまうのはもっともなことでもあります。

そして、そういう疲労感の回復を目指した行為は趣味にも通ずると思います。

ツボやアロマなどは必要な知識も多いですし、食事にも気をつけ出すとさらに勉強が必要です。

疲労に聞く食材などを探し求め、出かけることもあるでしょう。

そういうことから得た知識などを無理強いされると周囲は困惑するので注意が必要ですが、疲労回復のために情報収集して行動を起こし実践するのは達成感もあり楽しいと思います。

これはりっぱな趣味です。

運動をしたほうがいい

運動をするとよりたくさんの酸素が脳に送られます。
より多くの酸素が脳に送られると、神経伝達物質と記憶の機能は高まるそうです。

ちなみに脳に酸素が送られる理屈は、それが有酸素運動でも無酸素運動(筋トレなどのことを指すようです)でも言うことができるらしいことをインターネット上で見つけたのですが、逆にそれらの機能が絶対に高まる運動はこれというのは記されていませんでした。

個人的には散歩をすると考えがよくまとまります。歩くといろいろな発想ができて考えを前に進めやすいのです。

考えるのが比較的好きな内向型はたまにはからだを動かしたほうがいいという、ただそれだけのことかも知れません。脳内の血流が多いから疲れやすいと言うならば、内向型こそたくさんの酸素が脳に必要なのでは。

歩く、走る、泳ぐ、筋トレ、ストレッチ、ヨガ。

世の中にはストレス解消に体を動かすことを挙げるひとも多い気がします。
確かにリズムをつけてからだを動かせば、自然と楽しげでかるい気持ちになることもあります。

忙しくてむずかしいと感じても、やってみれば頭がすっきりしてかえって時間を作りやすくなるかも。

逃げられない!!

体力はさておいて気力で乗り切るというシチュエーションがあります。
すでに疲れている、もしくは状況判断して何だかすごく疲れそうと思っても、どうしても逃げられない。

そういうときは気力で乗り切るしかありません。
そうなったらどうしたらいいのか。

基本的には「毒くらわば皿まで」の精神で行くしかないのですが、大変なのはその時よりその後です。

なぜなら内向型は、

・外部からの刺激に対して疲れやすい
・疲労を回復しづらい
・感情にうったえかけるような記憶を持ちやすい

と考えられるため、周りが思う以上にすごく疲れる、いつまでも疲労している、嫌だったのに忘れられずいつまでもそれについて考えてしまう、ということが起こりうるからです。

ストレス過多になると健康を害するリスクも高まるので、できれば都度解消するのが理想的です。
または、そもそもそんなシチュエーションにならないよう入念に準備しておくか。

でもコントロールできない状況に身をおいてこそ、精神的に強くなる手がかりをつかむものだとも思います。
逃げずに対処して、あとでストレスをコントロールをする方が、自分の欲しいものを手に入れられる近道かも知れません。

楽しみを見つける

内向型は情報過多になると、刺激が強過ぎて疲れてしまいます。

一度疲れてしまうと回復しにくいので、出来るなら疲れるような刺激的なことや断続的にたくさんの情報をとりこむことは避けたいものです。

ですが、刺激的なことやたくさんの情報をとりこんでもあまり疲れないことがあります。

それは、平行して内向(情報を整理したり深く考えたり)していられるような内容であること。

その対象が、内向できるような、自分にとって興味や強い関心のあること。

つまり、お楽しみに対しては大丈夫なのです。
疲れるどころかかえって元気になります。

趣味のこと、仕事にまつわること、得意なこと、何か好きなこと。

もし、まだそういったものを見つけていらっしゃらなければ、できるだけいろいろなものを試して探してみられることをおすすめします。

わたしって、こんなに体力があるのか・・・、と驚かれるほど熱中するはずです。

しかし、注意が・・・。
対象に興味のない友人や知人を巻き添えにしませんようにお気をつけ下さい。

体力がないと感じたらどうすればいいのか

参考書籍に次のようなことが書かれていました。

内向型は疲労を回復させにくい遺伝子を持っている、という研究結果がある、と。

疲労を回復させにくいということは、例えば外向型が一時間休息することで回復させる疲労に対し、内向型は2時間の休息が必要になるということです。
(あくまで例えなので、”2倍の時間がかかる”という意味ではありません)

ではどうすればいいのか、とりあえず食事についてしろうとなりに考えてみました。

まず、炭水化物が不足すると疲れやすくなるそうです。

お米やパンなど主食となるものをしっかり食べましょう。

つぎに、たんぱく質も不足すると持続力がなくなるそうです。

牛肉は、鉄分(不足すると疲れやすくなる)をいっしょに摂取しやすく、豚肉は疲労回復に効果のあるビタミンB1が豊富だそう。ちなみに、豚肉はヒレやももにより多くのビタミンB1が含まれているそうです。

それぞれが糖質、脂質と切り離せないので、食べ過ぎるのはあまりよくないのですが、時間がなくてもおにぎり一個、パン一枚を食べる。あと食事にハム一枚とか、おにぎりの具をシャケにするとか、何かたんぱく源となるものを食べるようにする。

はっきりとした実感はしづらく、また栄養については考えだしたらきりがないですが、手始めにこの2つ(炭水化物とたんぱく質)を意識してみてはいかがでしょうか。