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秘めたる力があるのでは・・・

脳が刺激をうけることで疲労を感じやすい内向型は、使えるエネルギーに限界があると思っておいたほうが無難です。

ですが、それは内向型の持つエネルギーの絶対値が少なく、限られているということではありません。

疲れるくらい脳が刺激をうける、ということはそれだけ脳が活発に動いているということです。

エネルギーが少ないのではなく、エネルギーの消費量が多いということなのです。

わたし個人は運動が苦手なこともあり、体力がないであろうことは否定しづらいのですが、こんなにも四六時中何か考え事をしているのならば、使いようによってエネルギーは無尽蔵にあるのではと思うことがあります。

ご自分にそんなものはないとお感じになられても、エネルギーの消費量がとてつもなく大きい何か(原因)をお持ちの筈です。

それが、悩み事なのか仕事なのか趣味なのかはわかりませんが、わかってしまえば案外とエネルギーはうまく回りだすのではないでしょうか。

というか、内なる力、秘めたる力。無尽蔵にあるエネルギー。

そういうものが内向型にはあるもんだ、と思いたい。

疲労のピークを意識してみる

疲れやすい内向型は、もはや疲れることを避けていては生きていけません。

なぜ疲れやすいかというと、外からのあらゆる刺激に対して脳が活発に動くからで、決して体力がないわけではないのですが、しかしながら使えるエネルギーに限りがあるのは事実です。

では、そんな内向型は何を指針にして行動予定や目標を立てればいいのでしょうか。

”もうこれ以上は動けない。話せない”と思う状態。

それを、「疲労のピーク」と呼ぶことにします。

「疲労のピーク」を迎えた時に、もし一人だったらそのまま休息に入っても問題ないですよね。

でもそれが人前だったら?

ピンチです。集中力はなくなっていて、しどろもどろ。失敗して誰かときまずくなってしまうことも。

疲労することは避けられない。でも、人前で「疲労のピーク」となることを避けようとすることはできる筈。

予定から逆算して行動し「疲労のピーク」を避けたり、「疲労のピーク」が来そうな気がしたらひとりで休憩してみたり。

疲れることを避けてしまうと何事にも消極的にならざるをえないので、もしなにかチャレンジしてみたいと思うような時、「疲労のピーク」を避けることを意識し行動してみてはいかがでしょうか。

体力がなくてこまる

内向型は外からの刺激をうけて、わりとすぐにエネルギーを消耗し、ときには枯渇してしまいます。

では、内向型は体力がないのでしょうか。

一般的に言われる体力とは、

・持久力
・からだの疲れにくさ
・スタミナ
・持続力と活力
・バテにくい

などという言葉に置き換えられるようです。

あまり言葉にこだわるとヘリクツになってしまうのですが、やむをえない部分もあるのでつづけると、これらはすべてからだが元気かどうか?をあらわすものです。

疲れた、体力がない、と感じた時、本当にからだも元気がないですか?

軽い感じはしなくても案外動けるのでは??
自分を疲れさせたこと、以外の何かならなおさらまだ動ける筈と思います。

内向型は脳が活発に動くと疲労感を感じます。それは、疲労を感じるくらい物事に対して脳がよくうごくということなのです。

疲れているのは、脳みそだけかも知れませんよ。

スイートスポットについて

アメリカでは、外向的な方が生きやすいそうです。
そんなアメリカでミリオンセラーになった「内向型人間の時代」という本があります。

今回はその本で提案されているある事について書きたいと思います。

それは”スイートスポット”です。

内向型は刺激が多いと疲れきってしまいます。

でもその反面、まったく刺激がないとつまらなくって、退屈で、同じように疲れてしまうのです。

じゃあ友人に連れ出してもらっていろいろなところ見て回って、たくさんの知らない人に出会って、というのも嫌ですよね。

では、一段階くらい刺激の程度を下げて、親しい友人に知人をひとり紹介してもらう。

やっぱり疲れてる。

もう少し下げて、親しい友人だけといろいろなところを見て回る。

最初は良かったけど、とても疲れた。

また下げて、親しい友人と会うだけにする。

うーん、まだ疲れてる。喋り過ぎたかな?

じゃあ、家にいよう。テレビ見よう。ちょっとやかましい。雑誌、おもしろくない。好きな本。もう飽きてしまった。

新しい本。

あっという間に2時間経った。まだ疲れていない。いくらでも読めそうだ。

・・・これが”スイートスポット”です。

つまり、自分が効率よくエネルギーを使える刺激の程度を探り、それを”スイートスポット”と呼ぶのです。

著者いわく、これを知っていると、今よりももっといきいきとしていられるそうです。

内向的なのかな?

”自分は本当に内向的なのか?”というのは判断の難しいところかも知れません。

というわけで、今更ながら簡単なテストを作成してみました。

では次の項目に当てはまるかどうか考えてみましょう。

(1)比較的たくさんの人と会うイベントはそれがどんなものでも気が重い。
(2)何事においても、物事の中断が必要となる頼まれごとは苦手だ。
(3)親しい友人や家族といて会話がなくても平気なときがある。
(4)時間に追われるなどすると必要以上にプレッシャーを感じてしまう。
(5)毎度の週末や連休は外出せず家にいてもいいと思う。
(6)健康体なのに疲れを感じやすく”体力がないのかも?”と思う事がある。

すべてに当てはまれば”内向型”と判断できるよう設問したつもりです。ですので、ひとつでも当てはまるのならば”内向性あり?”と思いながら、ご自身について考えてみてください。