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言っても同じ?

内向型はコミュニケーションがあまり上手ではないという言われ方をすることがあります。

でも他愛のないことでもひとと話すのは大事なことです。
また、「ごめんなさい」とか「ありがとう」の言葉は大切です。

言ったところで「いいよ」とか「気にしないで」とか相手は言ってくれるかも知れません。でも、それは「ごめんなさい」や「ありがとう」を言わなかった場合の心の声と同じじゃない。

言ったからこそ言ってもらえた「いいよ」や「気にしないで」であって、言わなくても良かった、許してもらえた、という意味ではないのです。

どうせ言っても同じだし話すのは苦手だからと避けてしまうと、せっかく”悪いな”とか、”うれしかった”と思っていても伝わらないのです。

備えあれば憂いなし

内向型は社交が得意でなくても、自分が興味を持っていることはスラスラと、それどころか周りがウンザリするくらいに話す。

これは内向型に関する書籍で目にする内向型の特徴のひとつです。

すべての内向型にあてはまるわけではないでしょうが、著者は自重をこめてそう書いたのでしょうし多少身に覚えもあるので気をつけてはいます。

しかし逆に先日、自分が興味を持っていることにどういうわけか関心を持ってくださる方がいて説明する羽目に。そして他人からの関心ありきで説明することなど考えていなかったので悔いの残る風にしか話せず。

せっかく興味を持って接する対象があるなら、ひとにどう説明すればいいか、説明する機会があるかどうかわからないけれど、自分なりにまとめておけばよかったなと思ったりしました。

実際にそうする機会がないならただの妄想になりかねないですが、自分の興味がどうやったらひとに伝わるのかを考えておくことは、人付き合いをする上で意外と大事なのかも知れません。

満足して暮らす

日々何のためにちょこまかと悩み苦しみそしてさまようのかと考えた結果、自分はどうやら”どうしたら満足して暮らしていけるか?”を追い求めているいらしいと思い至りました。

買ってきた間違いなくおいしいものよりも、自炊したほうが満足感が得られる。
流行を追いかけるより、丈夫で長持ちしそうな服を着ているほうが満足できる。
ちょっとだけ外出をして、あとは家のなかで過ごせると満ち足りた気分になれる。

自分が満足するかどうか?は、その行為をイメージでとらえるのではなく、実感としてどうか?ということをきちんと考えることが大事です。それは内向型の得意とするところのような気がします。でも上に書いたような目先の、かつ自分だけの満足を追求するあまり空回りすることも。

なかなか出来ないことではありますが、他人の満足に関わることがまわりまわって自分の満足につながることもある、というところまで考えられるようになりたいものです。

感情と向き合う

内向型は人付き合いを苦手とすることがあるそうなので、人付き合いで大事なことって結局何なのか考えてみました。

人付き合いで大事なことは、自分や相手の感情と向き合うことじゃないかと思います。

自分が何か言って、相手がよろこぶ。

相手が何かやって、自分がむっとする。

うれしいことがすべて理屈で説明できるなら、人を喜ばせることはもっと簡単だろうし、反対に悪意や他意のない発言に無性に腹の立つこともあります。

自分の発言で相手の機嫌が悪くなったら、その発言がどんなに理にかなっていても良くはないのです。だから、発言を理屈で説明しようとするのではなく、まず相手の感情を素直に受け止めるべきだと思います。

同様に自分の感情も安易に否定すべきではありません。もちろん、感情を抑えることでその場がうまくいくこともあるでしょうが、素直に伝えていい時もあるし怒っているのにそれを認めないことで相手との関係に混乱が生じてしまうこともあります。

相手の感情を素直に受け入れて、自分の感情を認められたら、人付き合いは多少なりとうまくいくと思います。

内向的で困ること

内向型は外からの刺激をより大きなものとして受け止める気質です。

なので大したことのない事や、一見何も起こっていない状況などでも観察したり考えたり、内面を忙しくしていることもあります。

そこで困るのが、内面はひとから見えないので、他人から理解されづらいということが発生することです。

自分としては色々考えたり、ものを見たりしているのに、ついぼーっとしているとか、何を考えているかわからないと思われたりするようなのです。

そんな状況を打破するためにたまに逆にはっちゃけて失敗することも・・・。

ひとから理解されたいと思うことは大事なことなので、困っていること自体は悪いことではありません。でも内向的ながらひとに理解されたり親しみを持ってもらうのはなかなか難しいので、周りのひとと地道にコミュニケーションをとっていくべきだと思います。

外向型から盗め!

外向的なひとを見ていると、要するに他人がどう思うか?とかを物事に取り入れるのがすごく上手と思ってしまいます。

情報収集が上手だったりもするし、興味のあることがいつも外側に向いているように思えます。もちろん他人自体にも関心を持っているように見えるし、初対面のひとがたくさんいても疲れ知らずなんだろうな、という想像をしてしまいます。

内向型も外向型におとらず良いところがあると思うのですが、でも自分が苦手なことを少しでも良くしたいという気持ちはあるもの。

そういう時、外向的なひとがどういう振る舞いをしているかを観察することは大事だと思います。ただただ、”自分とは違うタイプのひとだな”とか”自分とは気が合わなさそう”と思うのではなく、なるほどそういう風にすれば好かれるのかもな、というような技を盗めるようになるかも。

会話のコツ

内向型は外からの刺激をうけて脳が活発にうごくそうです。
脳が活発にうごくということは、刺激をまともに受けているということなので、いろんなことを考えたり感じたりすることにつながると言えます。

よく言えば感受性が豊かで、いろんなことに考えが及ぶとなるのかも知れません。
ですがすぐに頭がいっぱいになり、次から次へと入ってくる刺激を受け止め続けられないことにもなりえます。

そう言えば聞こえはいいですが、最悪の場合「ひとの話を聞いてない」という事態になります。

ひとの話を聞けない理由はいろいろあると思うのですが、思い当たることがよくあるのは会話を成立させるために次に自分が発言することを考え出すと、相手の話が耳に入ってこない、ということ。

相手が話してくれているなら、無理に話す必要はありません。あと、面白いことなんて言わなくていい。会話は聞く専門、そして相槌。これだけでどうにかなるものです。

話すこと書くこと

自分を表現する方法について考えてみるとなんだか芸術的なものを想像してしまいますが、日常的に話したり書いたりすることも自己表現のひとつと言えます。

外向的なひとは相手の言ったことをうまくとりこんで会話するのが上手という気がしてしまいます。
でも内向的であっても気心知れた相手とは上手く会話できるもの。環境や状況によってひとは表現が上手くなったり下手になったりするものなのです。

それに書くことは時間をかけたり、ひとりで練習したりできるものですから、内向型にとっては話すより得意でかつ有利かもしれません。

おおげさなことをしなくても自己表現ができる、話すこと書くことと向き合うことでいろんなことがうまくいくようになるかも。

愛されたい!

赤ちゃんというのは、周囲の関心をひきつけたり愛されようと動作する能力が生まれつき備わっているそうです。

そういう能力が大人になってからもあればいいのですが、そういう単純なことではなさそうです。

ひとが周囲に関心を持たれたり、気にかけてもらえるかどうかは本人次第という問題のほかにもいろいろな要因があります。

例えば、そもそも周囲に自分勝手なひとばかりなら自分を気にかけてくれようもないし、反対に自分がいつも身勝手ならば好かれようがありません。

そういう環境、自分の性格や見た目、経済状況や特技などありとあらゆるものによって愛されるか否かが決まってきます。

ちなみに内向的だから愛されないとは限りません。貧乏だから愛されないということもなければ性格が悪くてもなぜか好かれるひともいます。要はいろんな要因が重なり合っての結果だということです。

あの所為この所為と考えるのではなく、まず他人の気持ちを考えることが大事のような気がします。

よっ、聞き上手!

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

ところで内向型に限らずですが、ひとの悩み事などにどういうわけか自信満々にアドバイスしてしまうことがあります。
(管理人はある。言うなればこの記事もそう)

そして、相手の反応がいまいちだったことをして”失敗した”と気がつくのですが、その時はとりあえず手遅れです。

そんな失敗を繰り返していると、「もっと的確なアドバイスができるようにコミュニケーション能力を磨かなくては!」となったりするのですが、たぶんそれは最もただしい、少なくとも唯一の対処方法ではありません。

悩みを吐露する人は、「聞いてほしい」「共感してほしい」のであってアドバイスや結論をほしがっているとは限らないのです。

内向型は聞き上手!とわりとよく書かれています。
もし相手のリアクションがいつも微妙、ということがあるようでしたら、ぜひ一度ひたすら聞くということをやってみてください。