「扁桃体」タグアーカイブ

扁桃体のはなし パートⅡ

前回、扁桃体の話しを書いた際に「内向型は特に扁桃体が活発に動く気質である、というはっきりした情報を見つけることはできなかった」と書いたのですが、それらしいものを見つけました。(すみません)

それは内向型は高反応、つまり刺激に対してより大きな反応をしめす可能性があるというものです。

アルコールをしませた綿棒をかがすとギャン泣きする赤ちゃんと、そんなに反応しない赤ちゃんとがいるそうです。
そしてギャン泣きしていた赤ちゃん、つまり高反応をしめした子供は成長すると内向的になるのかも知れないという研究をしている方がいらっしゃる、というもの。

高反応ならば、扁桃体も活発に動くと考えられるんじゃないか。その高反応が内向型とイコールになれば、内向型がひとと会った時に不安を感じるようなこと、人見知りするようなことがあってもおかしくはないのでは・・・。

ただし、経験から”初対面のひとと会うことはそれほど危険なことではない”ということを認識していたり、そういう学習や成長過程で得た性格などが影響をおよぼし、かならずしも「人見知り=内向型」と断言はできないようです。

科学的な研究も要注目ですね。

扁桃体のはなし

人見知りをされる方は、人と会う際に脳の扁桃体という部分が活発になり不安を感じるのだそうです。

内向型は特に扁桃体が活発に動く気質である、というはっきりとした情報を見つけることはできなかったのですが、自分は内向的かつ人見知りと感じていらっしゃる方は多いように思います。

扁桃体は、もし損傷があり正常に機能しないとなると恐怖心をいだくことがなくなり、たとえば危険を察知してそれを避ける能力もなくなってしまうそうです。危険ですね。

ですから、人見知りするということは扁桃体がある程度正常に機能しているということなのです。だからあなたが人見知りでも何も心配する必要はありません。

扁桃体とは関係ないのですが、人見知りすることを問題と思われるならば、むしろその本質は相手に対する自分の振る舞いに自分自身が納得していないということではないでしょうか。

会う人全員に好かれることは不可能です。
でも自分を好きになってくれる人だけ相手するわけにもいきません。

納得のいく振る舞いをするのはむずかしいことですが、ちょっとした工夫ならばできそうではありませんか。

去り際に何か心当たりがなくても、相手にひとこと「ありがとう」とかならず言ってみる。相手との距離感がうまくつかめそうにないなら、話題に関する”趣味の話はしない”などの自分ルールをあらかじめ作っておく、など。

ひと付き合いって本当にむずかしい。千里の道も一歩から、ですね。

内向型は人見知りなのか

内向型=人見知り

というのは本当なのでしょうか。

人見知りに関係が深いとされる扁桃体は、脳のなかでも恐怖心や不安を生じさせる部分と言われています。

で、内向型と外向型で扁桃体の動きがそれぞれ違うのならば、

内向型=人見知り

という結びつきを証明する材料になると考え調べてみました。

内向型と外向型では脳が刺激を受けた際の刺激の伝達経路は違うらしいのですが、その伝達経路のなかでの扁桃体の位置づけはどうやら違っているようです。

人見知りをするひとは、ひとと出会った時に扁桃体が活発になる、すなわち不安になるとのことですが、刺激が脳をめぐる経路によって扁桃体が活発になる度合いに違いがあるかどうかまではわかりませんでした。(すみません)

ただ、初めて会うひと、という刺激過多の状況で内向型が自分の納得のいくやりとりをいきなりするというのはかなりむずかしいことでしょうから、そういう意味で内向型は人見知りする傾向があると言えるのではないでしょうか。