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内向型を自己判断

何を今更というお話で大変恐縮なのですが、内向的か外向的かを判断するのは自分でも他人でもとても難しいことだと思います。

自分の内面に関心の全くないひとはいないでしょうし、外向的なひとでも悩みを抱えたら内向的であるかのような気分になるでしょう。

逆に内向的であるにも関わらず、育った環境からやたら社交性を発揮しており、自分は外向的と考えるひともいるのではないでしょうか。

内向的か外向的かという気質は生まれ持ってのものだそうですが、生まれた後の環境にひとは影響を受けます。自分の気質がわかれば自分の取扱いがわかり、自分とは異なる気質の行動を真似することで性格にも多様性が出てバランスを保ちやすくなります。ですが、自分の気質は何か?をすぐ決めてしまう必要はなく、じっくり吟味すればよいと思います。

内面とどう向き合えばいいのか

内向型は自分の内面に関心をよせる傾向にあるようなので、自分の内面とどう向きあうべきか悩んでいる方も多いかも知れません。

内向型は生まれ持っての気質なので、内向的なひとびとがみな同じ性格なわけではありません。

だから内向型であればみな同じような悩みをかかえ同じアドバイスでもって解決するというわけではないのです。
内向型のなかには自分との向き合い方に悩みを持たない人すらいると思います。

もし、自分と向き合うなかで疑問があり、たとえば生きづらさを感じていらっしゃるならその原因は内向的であることのほかにあると考えたほうがいいかも知れません。

ご自分の性格、置かれた環境および状況、価値観、自尊心の在り方、など。

ものごとをすべて変えてしまうことはなかなかむずかしいと思いますが、あきらめずにいればすこしずつ変わっていくものもあります。

内向型におすすめの自己PR

かなしいお話ですが、内向型をポジティブにとらえるものの考え方はいまだメジャーではないので、面接などにおいて”わたしは内向型です。ゆえに仕事にも真面目に誠実に取り組めます”というアピールはおすすめできません。

その代わりに、自分がいつも何について考えているかをヒントにいかにご自身が思慮深いかについてアピールすることをおすすめします。

例えば、自分の性格や行動についてもよく考えるならば、

「私は内省的であることを心がけ、失敗から学ぶことをポリシーとしております」

例えば、グループの中でどうすれば居心地がいいかをよく考えているならば、

「私はいつも自分の役割について考え、自分の能力を発揮してどう目標に寄与するかを考えながら行動します」

など。

もちろん、それを面接官に説得力をもって説明するために、かならず具体的な例を提示することが必要です。

面接官に伝えることは常に同じ。それは、

「わたしを信じてください。信じて採用してください」

何を信じてもらうか、「みなさんのお役に立ちます」「会社に貢献します」

入社後のことも考えて、嘘いつわりのないように・・・。

内向的って悪いことなのか

内向的ということばは、あまりいい意味で使われていない気がします。

でも繰り返し書いている通り、内向的かどうかは気質の問題であり性格や人格の問題ではないため、良し悪しで判断できることではないのです。

人見知り、自分の世界を持っている、人嫌い、自己中心的、ひとの話を聞いていない、など。

疲れやすく敏感な傾向にある、などと言った内向型の性質を考えると、なぜそのように言われるのか心当たりがないわけではありません。

けれど外向型でも、人見知りだったり、自己中心的だったり、人の話を聞かない人はたくさんいると思います。

内向型か外向型かを知ることは自分の扱い方を知るツールでしかありません。自分や他人について丸ごと知ることができるわけではないのです。他人からどう見られるかも同じです。内向型だから悪いということは絶対にありません。ただ自分の扱い方を知り、より快適に自分らしく生きるすべを探してみてください。

自分の気持ちに正直に

内向型がどうかの簡単なテストを公開していますが、みなさんはいかがだったでしょうか。

簡素なのでわかりづらかったかも知れません。
みなさんがご自分を知るに足るヒントになればと願っています。

だけれども、もし自分に正直に答えなければどんな性格テストの結果も正確には出ません。結果が正確でなければせっかく受けたテストでも自分を知る材料にはなりえません。

内向型や外向型にいだくイメージによっては、答えづらい部分、先入観で答えてしまうこともあるでしょう。自分に正直になるのは案外むずかしいものです。

だから何度でも試してみてください。