社交性を求められたら

年齢をかさね大人になってくると、よそゆきの顔というものが出来てくるので、年に一度会うか会わないかの知人や親戚に対して社交性を発揮することも、それほど厄介とは感じなくなります。そうは言ってもこころから楽しくてうれしいイベントでもないので、どうすれば平穏無事に乗り切れるのか考えてみました。

よそゆきの顔をお持ちであれば、それ以上に自分を良く見せる必要はありません。
失敗するリスクをとってまでそんなことにエネルギーを注いではいけません。
もし、そんな顔はないと言うなら猫をかぶりましょう。
「おとなしいひとなんですね」と言われたら、やったね!
本日のおつとめは終わりなので、悟られないように好きなことを考えて大丈夫です。

イベントの最中にエネルギー切れを起こしそうになったら、とりあえず黙っておきましょう。
でも無表情のまま黙っていたら”どうしたの?”と聞かれて軽いピンチに陥りますので、楽しそうにしながらエネルギーが回復するのをゆっくり待ちましょう。

とにかく、余計なエネルギーを使わないこと。
自分らしく振舞うことでエネルギーをセーブしたつもりでも、意外と消耗しています。
自分らしく振舞おうとしない、喋らない、だけど楽しそうにしている。

「いい天気ですね」
「久しぶりですね。いま何をしているのですか?」

予想できる質問には無難に答える。
会話がなくて居心地がわるければ同じような質問をこちらからも投げかけ、ウンウン言いながらひたすら聞く。
長くしゃべってくれそうなひとのそばに行き、ウンウン言っておく。

社交性を求められるような刺激的な場所は、そこにいるだけで消耗するものです。
緻密な計算をして気分良く過ごそうなどいっさい考えず、とにかくにこやかにそれでいて静かにしていましょう。

ではではみなさま!
サイトをご覧くださいましてありがとうございました。
よいお年をお迎えくださいませ。