短期記憶と長期記憶

短期記憶と長期記憶ということばをご存知でしょうか。

短期記憶とは、短い時間覚えていられる記憶、長期記憶とは長い時間覚えていられる記憶のことを指します。

忘却のメカニズムはまだ解明されていおらず、このふたつについてより具体的な性質を示すのもむずかしいようなのですが、とりあえず覚えていられる時間が短いか長いか、という認識をお持ちいただければと思います。

なぜこんな話をするかと言うと、脳内を刺激がめぐるとき内向型は長期記憶に、外向型は短期記憶につながるような経路をたどるという記載を参考書籍の中に見つけたからです。

それは、内向型は記憶力がよくて、外向型は短時間ではあるがたくさんのことを覚えられて、といった単純なことではないようなのですが、内向型は人の名前を覚えるのが苦手というのと無関係とも思えません。

基本的には海馬と呼ばれる部分が、まず短期記憶として情報を受け取って、そのなかで印象深いとかこころに響いたとかいうものを長期記憶として保存するとされているそうです。

私は自分がそうなので、昔のことや好きなことについてやたらよく覚えている人は内向的だと思っています。
内向型のすべてのひとが、そうではないとも思います。
きっと性格によるものも大きいと思います。

内向的であることと、どういう記憶を持っているか、記憶をどう扱っているかはおそらく関係が深いと思います。