網様体賦活系のはなし

アイゼンクというドイツの心理学者をご存知でしょうか?
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アイゼンクによると、内向型と外向型では大脳皮質の覚醒を引き起こす網様体賦活系の働きが違うらしいです。

アイゼンクがそのような仮説を提唱したのは1960年代頃(正確な年代はつきとめることができませんでした。すみません)なので最新情報ではなく、また科学的根拠も十分ではないらしいのですが、さまざまなことを考慮してもまったく的外れとは言えないようです。

網様体賦活系は外からの刺激を脳に伝えるのに、たとえばそのまま伝えれば刺激が大きすぎると判断されれば刺激を抑えた状態で脳に伝え、逆にそれほどでもなければそのまま伝える、といった調整弁の役割をしており、内向型は調整弁の働きがそれほど強くはないというものです。

つまり、100の刺激をうけた際に、内向型は網様体賦活系がそれほど強くは働かないので90位に感じるところを、外向型は網様体賦活系が強く働くので60くらいにしか感じない、ということが起きます。(数値はあくまで例えです。科学的論拠は何もありません。)

正しく証明されていることではないようですが、自分の刺激の受け方についてはかなりイメージしやすいお話ではないかと思います。